80歳超えレンタカーで世界一周一人旅

▲▲無酸素登頂登山家 鈴木孝雄の山登り https//yeti2.muragon.com▲

ナスカ地上絵で、最後のトレッキング

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アキレバ発21:30のCruz del Surの夜行バスで、ナスカ地上絵のナスカに06:20に着く。


今日は一日ナスカで過ごし、泊まらずにそのままリマに向けて、又も夜行バスである。
バックパッカーの学生でも、二日続けての夜行バスをする人は少ないですね。
私は、今回の旅では三回目の、二日続きの夜行バスである。
南米は、長距離バスは夜行が多いのと、効率的に旅が出来るのが良い。
朝の六時にナスカに着いて、カフェで時間をつぶし、今夜のリマに行くためのチケットを購入し、荷物を預ける。
これで足が出来て安心して遊べる。バスを降りてから、しっつこくナスカ地上絵のフライトを売りにくる。


ナスカ地上絵のフライト
1.地上高500mで三列シートで二十分  70$
2.地上高400mで二列シートで二十五分 100$
3.地上高200mで二列シートで六人、四十分  150$ 副操縦士付き


私は、やり手ばあさんを口説き、3を90$にまけさせて、契約。
結果はお客は五人で、私は最後の席で、ラッキーなことに両側を見れる。


天気は最高で、午前中なので影も出来て確認しやすいはずなのに、ナスカ地上絵はまさに消えていく寸前です。
写真の撮り方が悪いのか、良く見えない。
それにしても、紀元前後800年頃にこの乾燥地帯に文化が栄えた居たことは確かで、何のために作られたのか、未だに解明されていない。それどころか、他にも地上絵が発見され続けている。


ミラドールでトレキング


地上絵の飛行機からの見学を終わると、ナスカは田舎町、フライト以外に何もない。それではと、地上から見れるようにタワーが建てられている、ミラドールにローカルバスを使って見に行く。バスターミナルでは「イカ、イカ」と盛んにお客を呼び込んでいる。このイカ行のバスに乗ると、30km程先でミラドールの見学塔の横を通る。


                 海藻


バス停は無いが、運転手に言っておくと降ろしてくれる。タワーには150円程の入場料を取られるが、二十メートルのタワーに登る。ここは、海藻の地上絵の真上で大きく、はっきり見える。
処が、時間制限で下ろされ、行くところが無いので、ウロチョロしていると、若いアベックに誘われて、地上絵が見下ろせると近くの低い山に登ることにする。


トレキングして、近くの山の上から、地上絵を見ようと出掛ける。

       炎天下をこ゚の道を、一時間ほど歩く


      この山を登り、地上絵を見下ろすつもり


麓まで三十分くらい炎天下を歩き、お互いにバテル。期待していたのに、標高が低すぎて地上絵ははっきり確認できないが、何本もの直線が描かれている。まっすく直線の筋が何本も確認できるが、これも何のための地上絵なのか解明できていない。
ミラドールの帰りは、ヒッチハイクでと小一時間頑張るが、止まりかけた車は有ったが、結局乗れずに。最後に止まったのはローカルバスで、百円払いナスカへ帰る。今回の旅の目標は全て終わり、残るのはリマ市内の三日間の見学のみになった。


怖い男
夜行バスを待つて、バスターミナルで過ごす。
三人位バスを待つ人が待合室にいた。しかし、荷物も持たない、不審な男が、席は空いているのに、よりによって私の横に座る。


何もしゃべらずにじっと前を見ているが、目つきが鋭く怖い。夜行バスなのに何も持たないとはおかしい。怖くなり、席を変えるが、彼はそのままで、時々チラッとこちらを見ている。少しお客が増えてきたので、屈強そうで信用できそうな人の横に座る。彼は、微動だにしないがトイレには頻繁に行く。バスのチェックインが始まった。飛行機の乗り方と同じように、荷物を検査してバスに乗り込む。私は、二階のデラックスシートにしていたが、彼はどこに乗ったか判らない。他のカモを狙って乗らなかったのかも。
一時は夜行バスに乗るのを止めて、ナスカで宿を探そうかとも思った。
バスの中では、ザックに足を乗せていても、カメラを盗られた人が居る。わたくしは、足を乗せて、更に毛布を掛けてガードする。疲れているから、知らない間に眠りにつき、目覚めたらリマであった。

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