80歳超えレンタカーで世界一周一人旅

▲▲無酸素登頂登山家 鈴木孝雄の山登り https//yeti2.muragon.com▲

マチュピチュの水で下痢


ペルーと言えば、マチュピチとナスカですね。
マチュピチは余りの人気で、一日の入場者の制限が有り、折角行っても入れないこともあるという。列車やバス、入場券の手配と面倒なので、ネットで現地ツアーを予約した。
クスコの宿まで送迎してくれるという。宿に前日の夜、手配書が届く。朝の五時に乗用車で迎えに来てくれて、駅まで送ってくれる。お客は私一人だけである。クスコからマチュピチュへは、114kmもある。
マチュピチへは列車で行くのだが、駅はクスコの近くにも有るが本数が少なく、車で二時間弱走ったオリヤンタイタンボ駅まで行き、列車に乗り換える。


そこからは、インカレールのビスタドームの屋根までガラス張の列車に乗る。三千から四千メートルの山間合いを走る、丁度スイスのツェルマットへの列車みたいである。


駅に着いたら、案内人が居て、現地ガイドを紹介してくれる。

    列車を降りたら、シャトルバスに乗り換えてマチュピチュへ

        夢にまで見たこの光景がここにある


他のお客と一緒で英語で説明してくれるが、わたくしには三分の一も判らない。それにしても、スペインによって。徹底的に破壊つくされたインカ帝国では有るが、こんな山奥に造られていたから、ほぼ完全な形でマチュピチは残っている。


こんな急峻で奥深い山奥に、精巧な技術で造られた壮大な建築物どのようにして作られたかは興味あるところである。その当時のままの水場が有ったので飲んでみた。何処から引いているのか判らないが、冷たくて美味しかった。(後日談 この水のお陰で酷い下痢になる。普通は絶対に飲まないのですが、私の前の若い美人の人が飲んだので、ついつられてほんの一口、ゆすぐ程度に飲んだのに。強烈な細菌の水だったようだ)
途中で皆と分かれて一人で帰る。


来るときに、列車で隣の席になったメキシコの事業家に誘われて、是非来いと言われるので、機会が有れば、メキシコへ行くことにしようと思っていたが、三か月後に実現した。
ところが、その時は気が無かったので電話番語を書いた紙を無くしてしまっていた。

ペルーアキレバ「ペルー富士」はなんと標高5822m!

4/16  クスコのバスターミナルから、夜行バスでアキレバへ向かう。
クスコ発22:00⇒ 08:00アキレバ着


夜行バスはCruz Del Suにする。一番高いが、バスが良く観光客にとっては一番安心して乗れる。地元の人が乗ると、途中での乗降客があり、荷物が無くなったりの不安が有る。ゆったりしたシート配列で、二階には十席位しかなく、ほぼ水平にリクライニング出来て、飛行機よりも良い。夜間のアテンダントは、ネクタイをした屈強な男性。


アキレバのバスターミナルに到着すると、タクシーの運転手さん達が待っていて15ソル(五百円位)でと客引きをしている。私は、安いコレクティーボと言う、乗り合いマイクロバスで行くために乗り場を探す。外へ出て200m程歩くと、バスの助手が盛んに????と行先を連呼してお客を呼び込んでいる。


          



   私には判らないので、セントレと言うと。近くを通るからと乗れと云う。


0.8ソル。まさに只である。セントラルとは二筋違うが大したことはない。助手の呼び込みに釣られて乗る。運転手が何処へ行くとらしく聞くので、バカの一つ覚えの「セントレ」と言う。彼は、盛んに、目の前の山や、街の事を色々と説明する。俺は判るのは「アルマス広場」だけである。彼はスペイン語、俺は片言の英語と日本語。それが奇妙に対話している。バスのお客から笑いが飛ぶ。


アレキパは、ペルーの首都リマから南に約1000km、標高約2300mにあり、建物は周辺の山からの白い火山岩でできているため、白く美しい町並みとなっています。

                アルマス広場



町中からもよく見える「ペルー富士」とも呼ばれるミスティ山はなんと標高5822m!
富士山よりも2000m以上高いのですが、町自体の標高が高いので富士山と同じくらいの大きさに見えます。

    「ペルー富士」とも呼ばれるミスティ山はなんと標高5822m!


近くで白い石が取れるので、洗練された白く輝く町並みが、夜空に光る月を連想させたために、月が置き忘れた町とロマンチックに言われるようになったのではないでしょうか。ドームの月夜に映える姿はそれは素晴らしい。


美食の町アレキパは、安くて美味しい食事ができる。アルパカの串焼きも食べれます。アルパカの仲間のヤマの肉が味が濃厚で美味しいです。
心配される治安ですが、アルマス広場周辺の、あの数のお巡りさんからすると良くはないのでしょうね。私は、現地の浮浪者と同化しているので危険は感じませんでした  笑い

ペルーアキレバでも、感動的な「イースター(復活祭)」


           ペルーアキレバの復活祭


イースター(復活祭)はキリスト教国では、クリスマスと並んで大きなイベント。日本のゴールデンウイークの様な連休になる。この聖週間にクスコでも、今居るアキレバでも、セニョール・デ・ロス・テンブローレス(地震の主、黒いキリスト像)の御輿を担いで行進するお祭りが行われ、アルマス広場が人で埋め尽くされる。 


昼間は、アルマス広場に隣接するカテドラルで荘厳なミサが行われた。夜になると、クライマックスに登場する巨大な聖御輿は圧巻の一言。古き良きアンデスの街で年に一度開催される歴史的な祭りです。他では見られないのが、地震の主、黒いキリスト像です。それと、聖女であるチャピです。これは、国民的に愛されていて、三輪車タクシーにもマスコットとしてぶら下げてありました。


憂いのキリストや、慈愛に満ちた美しい聖母像を乗せた白い御輿が暗闇に浮かび、幻想と幽玄の世界が見る者すべての心を強く揺さぶる。
目には見えない何かを心から信じる力。聖女であるチャピの悲しそうな表情は何を表しているのか興味がありました。


パレードの時、自然とこみ上げるものを感じ、後で写真を拡大してみると、頬に涙が有るではないか。


パレードを終わり、クライマックスはイエス・キリスト・コンパニオン・デ・イエス教会に、後ろ向きになり、皆さんの方に顔を向けて、教会の鐘のなり続き、信者が歌唱する中、神輿を一段低く下げて挨拶をして教会に入られる姿に感動して、こみ上げるものが有りました。

ペルーの クスコで一歩間違えれば、私も路上生活の浮浪者に

4/15
クスコの街はみんな親切で、こんな年寄りも暖かく迎えてくれる。
今日は平日なのにキリスト教の復活祭とかで、学校も休みである。
街には人であふれ活気がある。鼓笛隊を先頭に、山車が出てパレードが有り、街の二階の窓から山車に向けて花柄をまく。
しばらくついて回ったが余りの人で止める。



ここには、大きな市場が有り、何でも売っていて賑やかである。それは大きくて、数百軒は入っていて活気がある。
スタンドの生ジュースの店が数十軒。屋台の様な食堂は、百軒ではきかない。安くて量が多くて美味しいと来ている。
しかし、衛生状態には疑問がある。お客の使った食器は、備え付けのバケツの水にくぐらせるだけである。水道が無い。まあ、そんなことに目くじらを立てていたら南米では生活できない。

                                       下痢なのに遂、食べてしまう。


              露天商と仲良くなり一緒に店番


廻りの道路にも一杯の屋台。それも持てない人は、路上に風呂敷を敷いて店を開く。それも出せない人は、手にもって物を売っている。
生活力旺盛である。それも出来ない人は、お乞食さんである。


疲れたが、休む所が無く道端で休んでいると、私もお乞食さんに同化している。
言葉は通じないが、仲良くなり、子守を引き受けたりと正に現地人である。

ボリビアの出国に罰金を取られる

4/12


コパカバーナからペルーのプーノに行く。地図を見ると船が有れば早いと思うが、バスの便しかない。ティティカカ湖畔の山道をくねくねと走り景色は良いが道は良くない。二時間ほど走り国境へ。

出国の手続きで、入国した時の半券を出せと言われる。ボリビアへはサンタクルス空港で入国手続きしたが、半券は貰っていない。
陸路で入るときは、入国申請の用紙を書き、半券を貰うようですが。外国人は陸路で入って様で皆半券を持っていて、入国できる。
私はハネラレ、後回しにされる。どうなるかと思っていたが、言葉も通じないこのおじさん、罰金は判り、US$なら持っていると言ったら、10ドルで良いと言って、出国印を押してくれる。言葉が喋れたら喰ってかかるのにね。悔しい 大体出国にいちゃもんを付ける国は無いですよ 笑い




ペルーの国境まで歩いていき、ペルーの入国はスムーズで瞬時に終わる。


先回りして、バスは待っていてくれる。